今までやれSOHOだ個人事業主だ、いずれは人を雇いたいだと言っておきながら、実際は無職であるsohtaです。幸いこれまでの会社員時代にしっかりと雇用保険を納めてきたので、現在は雇用保険をもらって生活の足しにしています。
今回は退職するとなった時に大きな味方となる、雇用保険について紹介します。僕が実際に経験した事を基に書くので、皆さんとは若干境遇が違うかもしれませんが、知っておかないと損する事や僕が感じた些細な疑問も皆さんの参考になれば幸いです。
関連記事:【個人事業主、株式or合同会社。起業する時はどれを選ぶべき?】
【SOHO(個人事業主)は納品書などを作るのも仕事です!】
絶対に知っておきたい事
恥ずかしいものじゃない!
給付を受ける事は恥ずかしいことじゃないですよ?
最初に知っておいて欲しい事がコレです。滅多にそういった方はいないと思いますが、生活保護とは全くの別物です。(こう書くと生活保護を受けるは悪い事のように伝わってしまいそうで心配ですが‥‥。)
とにかく恥ずかしいものではなく、正当に受給できる権利があるなら気にせずに貰ってしっかりと再就職を目指しましょう。詳しい解説は専門サイトに任せて僕は特に重要な情報を伝えたいと思います。
虚偽の申請は絶対にしない!
嘘をついて雇用保険の失業等給付を受けるのは絶対にやめておけ!
そう勧める一番の理由はリスクが大きすぎるからです。不正受給をすると2つの厳しい処分を受けることになります。
1つは支給停止。不正のあった日からは一円も貰えなくなります。日雇いの仕事1日分の給与で貰えるはずだった分が全部吹っ飛ぶのはもったいな過ぎるでしょ?日雇いの仕事等なら支給予定が1日伸びるだけなのでしっかりと報告しましょう。
2つ目は納付命令が出る事です。不正な受給を受けた金額の2倍以下の金額の納付が命じられます。またインチキして給付を受けた分ももちろん返さないといけない(返還命令)ので、3倍返しという非常に厳しい処分が待っています。さらには詐欺罪で立件される事もあります。前科は欲しくないですよね?
結構バレるらしいですよ。多くは人間からの報告らしいです。また結構知らない方も多いようですが、お金を貰わない労働も就労に含まれるそうなので注意が必要ですね。
雇用保険とは
失業保険とも呼ばれます
正確な呼び名は「雇用保険の失業等給付」ですが、実際には失業保険と呼ばれる方も多いと思います。失業すると貰う権利が発生するので失業保険って感じでしょうか。確かにしっくりきますね。実際に昔は失業保険という名前だったのですが、現在は雇用保険という名前に変わっています。
1974年にそれまで失業保険法が廃止され代わりに雇用保険法が創設されました。基本的な方針はほとんど一緒みたいなのであまり言葉の違いに惑わされない様にしましょう。(関係ないけど元号での表記って分かりにくく感じますので僕は西暦で書きたい派です)
しかし失業保険と書かれている情報を発見した際は、古くてもう今では正しくない情報かもしれませんので注意が必要です。
再就職に専念するためのもの
雇用保険の失業等給付は失業中にお金の心配ができるだけ少なくなる様に考えられた制度です。金銭的な余裕が無いと再就職先も全く選べませんよね?ですので、今まで雇用保険を収めていなかったあなたも、今からでも払っておいた方がいざという時に安心です!
また後で書きますが、早くに再就職が決定するとお祝い金的な制度もあるので、ダラダラ受給する必要もありません。ただ僕のようにブログなどを書きながら、新しい事を勉強する時間にするのもイイと思います。
関連記事:【脱初心者!読みやすい文章の書き方講座】
【サイト運営初心者もパンダ・ペンギンアップデートの意味を知り、SEOに生かそう】
誰がいつから、いくら貰えるのか
どれも気になるところですが、多くのサイトに書かれているので駆け足で進みます。
雇用保険に12ケ月以上加入していた人
受給を受ける条件の1つが、離職(仕事を辞めること)以前の2年間の間に12ケ月以上雇用保険の保険料を納めている事です。(会社が倒産して無職になったなど特殊な場合は別です。)
働きたいけど就職先が無い人
就職する意思と就職できる能力があり、かつ就職活動を行っているが職に付けていない人に受給の権利があります。結婚して家事に専念する人は受給の権利がありませんのであしからず。
求職活動をして認定日にハローワークに行く
雇用保険の失業等給付の基本手当を受給するためには、1ケ月間で最低2回の求職活動実績が必要になります。何が実績に含まれるのかは後で書きます。また指定された認定日にハローワークに行く事も受給の条件になります。
待期期間と給付制限が1ケ月チョイ
細かい内容は割愛しますが、僕の場合は待期期間(本当に失業しているかハローワークが確認する期間だと説明会で言ってた気がする)が7日間、自己都合の退職でしたので給付制限が3ケ月間ありました。
僕の場合は90日間の支給
僕は被保険者として雇用された期間が10年未満で、自己都合による退職ですので90日間の受給資格があります。
1ケ月あたり10万円程度
これまた詳しい計算式があるのですが割愛します。前職では賞与除いて手取りで20万円切るくらい、勤続年数2年半で年齢は27歳だと1ケ月あたり10万円くらいでしょう。
ちなみに現在僕の財政状況はこんな感じです。これから無職になりそうな方は参考にしてください。【6月まとめ記事数は相変わらずクソですが、食費の安さも安定です!】
知っておきたい情報
求人票を閲覧しても求職活動実績にはならない
最初の説明会で念を押されましたが、ハローワークにあるPCで求人票を閲覧しただけでは求職活動実績にはなりません。しっかりと窓口で職業相談を行って求職活動実績の欄にハンコを貰いましょう。
またハローワークが実施するセミナーなども実績になります。ちなみに求人への応募は2回分になります。
認定日を忘れると支給が1ケ月伸びる
コレは僕が実際にやってしまった事なのです(;^ω^)。認定日にハローワークに行かないと給付を受けられません。忘れたらその1ケ月分が一番後ろに回りますので結果的には1ケ月間支給が先延ばしになるということになります。
もし認定日にハローワークに行けない正当な理由がある場合は認定日の前日までに申請をすると変更できます。また申請に行けない場合も電話連絡だけでもしておくとOKな場合もあるようです。正当な理由とは採用試験や病気やけが・資格試験の受験や親族の葬儀などがあたります。
また結婚式は友人の場合は認定日を変更できませんので、潔く1ケ月伸ばしましょう。ヤフー知恵袋を見ると親族または本人の結婚式の場合も変更できると書いてありますが、僕が貰った2017年版の受給資格者のしおりにはそれらの記載がありませんので、該当する方はハローワークでしっかりと確認してください。
病気や怪我をした場合は傷病手当貰える
病気や怪我(傷病と言います)をしたらば、とにかく事情をハローワークに説明する事が重要です。15日以上の傷病の場合は基本手当は受け取れませんが、同額の傷病手当が支給されます。
この傷病手当の支給を受けている間は受給期間としてカウントするかは分かりませんでしたので、ハローワークに聞いてください。断定はできませんが、基本手当の日数が減らない感じの書き方なので受給期間が伸びそうな感じです。
再就職手当なら就業手当の2倍貰える!?
就職が決まった時は就業手当てか再就職手当てが支給されます。両者の間には支給額の大きな差があります。就業手当は残りの「支給日数×基本手当日額×30%」ですが、再就職手当は支給日数の残りが2/3以上だと「支給日数×60%×基本手当日額」、残りが1/3以下なら「支給日数×50%×基本手当日額」になります。
いやあ再就職手当は就業手当の2倍貰えるんですよ!どう考えても再就職手当の方がお得ですね。しかし再就職手当の方が条件が難しくなっています。
雇用される期間が1年を超える事が確実であり、離職前の職場と密接な関係が無い職場への就職が決定し、待期期間(上で書いた7日間)が終了していて、給付制限がある場合は最初の1ケ月間はハローワーク等の紹介でなければならない。また自営業を始める場合も給付制限の最初の1ケ月間は認められない。
一見すると難しそうですが、正社員として雇用されるか1年間以上の契約社員であれば条件を満たすことになります。しかし最初の1ケ月はハロワの紹介じゃないとダメってのは何か納得いかないよね。
まとめ
雇用保険に12ケ月間以上加入していた人で、働く気があって認定日にハローワークに来た人は最低90日間基本手当の支給を受けられる。認定日は忘れるともったいない、怪我したり病気したらとにかくハローワークに連絡する!出来るなら安定した職場に再就職を決めてガッツリ再就職手当を貰おうぜ!
ぶっちゃけ就業手当ては大した事ないから、基本手当を貰い切るのも手やで!しっかり就職活動は継続しながらな!
とにかく何か分からない事があったらハローワークに相談しよう!
コメント