「就職したら生命保険に入ろう」とか「大人なんだから保険くらい入りなさい」とか言われる度に、「保険なんて必要無ぇよ、昭和時代の常識で物を言うじゃねえ」と思ってた。
しかし、いざ子供が生まれると「生命保険必要じゃね?」と気づいたので、毎月の保険料が安い定期型の生命保険に加入した。
ほら、自分が死んだら子育てに追われる嫁様はフルタイムで働けないから、生活費を稼ぎ出すのが難しくなるからね。
「保険=年寄りが騙されるボッタクリ商品」ってイメージで嫌悪感すら抱くレベルだったけど、調べてみたら意外とマトモで、最終的には納得したうえで生命保険に加入した。
この記事を読んで分かることは、下記の5点。
- 生命保険と遺族年金の内容を再確認
- 生命保険のメリット・デメリット
- 貯蓄・投資の習慣があるなら、終身保険じゃなくて定期保険
- 非喫煙優良体(ひとことで言うと健康)なら保険料は相当安くなる
- 実際に定期の生命保険に加入した感想
筆者のプロフィール
この記事があなたの参考になるか確認するために、僕のプロフィールをチェックしてください。あまりにも置かれている環境が違いすぎる場合には、参考にならないかもしれません。
- 平成元年生まれの32歳男性
- 最終学歴、高専中退
- 住居は埼玉県南部の賃貸(家賃7万円)
- 年収330万円(手取り300)のサラリーマン
- 同年代の嫁様、2022年1月第一子爆誕!
- まあまあ倹約家
年収は平均よりかなり低い(30歳の平均年収は451万円)、月~金勤務のサラリーマン。低学歴で高くない賃貸に住んでる、日本人の平均よりちょっと下層に生きてる人って感じかな?
子供ができたので生命保険の意味ができた
結論か言うと、子供がいなければ生命保険は不要だが、子供がいたら生命保険が(僕の現在の状況では)必要だ。(必須ではない)
共働きで子供がいなければ生命保険は必要無し
嫁様と二人家族の時は、僕が死んでも嫁様に生活力(金を稼ぐ力)があるから、生命保険は不必要だった。
生命保険にかかるお金を貯蓄や結婚式費用に回した方が、幸せになると思っていたし、今でもこの判断は間違っていなかったと確信している。
2回目になるが生命保険が必要無い理由は、嫁様に資金面での生活力があるから。専業主婦の場合は、生命保険が必要だと思う。まあ、現代において子供が居ない状態で、専業主婦を希望する女性と結婚したい男性は少数はだと思うが。
子供が出来たら生命保険が必要になった
自分が死んだ場合、嫁様一人で子育てしながらフルタイムで働くのはキツい。育休を取得して子育てに携わることができて、大変さを身にしみて理解できた。
新生児でもこの辛さなので、寝返りを打ち始めたら、歩き始めたら、もっともっと大変だと予想される。仮に自分が一人で子育てをすると考えたら、100%フルタイムで働けない。絶対に無理な自信がある。
遺族年金だけで足りるのでは?
日本には遺族年金という制度があるが、存在を知らずに生命保険は必須と誤認している人も多いだろう。
遺族年金は「年金加入者が死んだら、残された家族は年金がもらえる」制度。めちゃくちゃザックリとして解説だけど。
だが、この遺族年金はそんなに高額じゃないのが弱点。平均月収や子の人数によって金額の上下があり、僕の場合は年額約140万円。
140万円/12ヶ月=11.6万円、ゴリゴリに節約すれば生活できなくはないが、結構キツイのは間違いない。金額計算方法はオリックス生命保険の解説ページ(外部サイト)を参考にしました。
遺族年金だけでは教育費(大学の費用)が足りない
前述の遺族年金140万円とパート120万円だけで暮らせるが、子供が私立大学に行きたいと言い出したら、一気に人生ハードモードに突入。
私立大学4年間でかかる費用は約500万円、一人暮らしなら追加で400万円。医科歯科系となったら桁がもう一個増える。
就学支援制度・奨学金・教育ローンをフル活用すれば、医科歯科系もイケないレベルじゃないけど、年収数年分の借金を背負って学校に通うのは心がもたないだろう。
でも、僕が死んだときに生命保険金があれば、、、やっと生命保険の意味が理解できた。
生命保険に加入するメリット・デメリット
生命保険に加入する意味が理解できたところで、メリットとデメリットをおさらい。
メリット
- 自分が死んだ場合の、家族のお金の心配が減る
- 大人になった気がする
自分が死んだら家族に保険金が下りるから、お金の心配をせずに教育や生活に集中できるのが第一のメリット。
実際に加入して保険証券が手元に届いてから初めて実感できたのが、大人の仲間入りした感。なんだかんだで昭和時代の常識が自分にもあって、親になった実感を得られたって感じ。
デメリット
- 毎月の保険料がかかる
- 保険金が支払われたところでお金の心配はゼロじゃない
保険金というリターンを得るための対価が必要なのは理解できるが、90歳まで生きると仮定したら、毎月の保険料がほぼ無駄金。月数千円程度でもドブにマネーはもったいない。
1,000万overの死亡保険金は、我が家の生活レベルだと一生見ることが無い金額。宝くじの高額当選者は、かなり高い確率で人生が壊れるらしいので、同じようなトラブルが発生するかも。
定期保険と終身保険、どちらの生命保険を選ぶべきか
生命保険のメリット・デメリットを理解したところで、定期保険と終身保険の2種類があることに気がついた。この時点でめんどくさくなってきて、数日間放置した。その後、調べたけどね。保険関係は漢字ばっかりでキツイわ。
定期保険と終身保険の特徴を再確認
定期保険は加入時に期間を決めて、期間中に死んだら死亡保険金が支払われるけど、期間後に死んだら何も無し。期間が定められている分、保険料は安い。
終身保険は死ぬまでずっと保証が続く。いつ死んでも死亡保険金がもらえる。100歳まで生きても保険金がもらえるので、保険料は高い。
50歳を過ぎたら保険金は不必要かも?
生命保険が必要な理由は、子供の教育資金(医科歯科系大学にかかる費用)。嫁様と子供の生活費ではない。生活費は遺族年金とパートで工面できるはず。
僕は現在32歳で先月に子供が生まれたばかりなので、子供が大学に行くのは18年後。つまり、18年以内に僕が死ぬ場合は困るけど、大学入学までに僕が生きていれば教育資金は稼ぎ出せる自信がある。。
保険=定期保険、投資=つみたてNISAで行く!
僕が一週間ほど考えた結論は、20年定期の生命保険で保険をかけつつ、基本は投資(つみたてNISA)で教育資金を作る、だ。
つみたてNISAで18年間で2,000万円を作り、資産形成中に死んだら生命保険で対応する、ってスタイル。
ただ、つみたてNISAだけで2,000万円を作れるのか?って問題が出てくる。まあ、この問題については別の記事として書き残したい。
非喫煙優良体割引があるメットライフ生命のスーパー割引定期保険
定期タイプの生命保険が自分に向いていることが分かったので、次はどの保険会社が良いのか曇りなき眼で見定める(もののけ姫の名言な)
スーパー割引定期保険は非喫煙優良体だと安くなる
メットライフ生命のスーパー割引定期保険は、非喫煙者で健康体だと保険料がかなり安くなる。
32歳加入、20年間の定期、死亡保障2,000万円ってプランだと月額2,580円。格安SIMで節約できた金額より安いな。
健康体の定義の一例は下記の通り、あくまでも一例ね。
- BMIが標準範囲内
- 血圧が上下共に標準範囲内
- 直近で病気をしていない
健康診断の診断書を送ったり、本当に喫煙してないか訪問検査があったり、結構厳しくチェックされるので、ガチで健康を意識している人じゃないと加入できない。
詳しい内容はメットライフ生命の公式サイト(外部サイト)を見てください。
デメリットも複数ある
- 契約期間終了後(自分の場合は20年後)には無価値になる
- 不健康体になったら保険料が高くなる
定期保険は契約期間が終了したら、払った保険料は無価値になるが、安いというメリットと等価交換だから仕方ない。
タバコを吸い始めて、メタボ体型になったら保険料が上がる。終身保険は入ってしまえば、その後の健康状態に保険料は左右されない。
逆に言うと、健康を維持するモチベーションにもなる。メリットとデメリットは表裏一体。
僕は20年間の定期タイプを選ぶ
死亡保険金を2,000万円に設定すると、一般的な終身保険だと余裕で月額保険料が1万円を超えてくるが、この保険だと2,580円で済む。
20年後には貯蓄とつみたてNISAで資産が出来ている(はず)から、生命保険が必要無くなるので、終身保険は無駄な出費になる。
つまり、自分の人生設計には20年定期の生命保険が合っている(はず)。
死亡保障2,000万円が必要な根拠は、医科歯科系の大学費用
医科歯科系の大学は、入学初年度に500万円程度、6年間総額で2,000万円必要。
「迷う理由が値段なら買え、買う理由が金額ならやめとけ」って格言と同じで、医学部に行ける頭があるのに、親に出せる金が無いってのは機会損失ヤバい。
まあ、医科歯科系に行きたいかは分からないし、行けるだけの頭がなければ金など必要ないのだが。
医科歯科系にかかかる費用の根拠はこちらのサイト(外部サイト)です。金額が多少ズレていても問題ナシ、大体の目安だけ分かればOK。教育費はインフレ傾向にあるから、素人が20年後の予想をしても皮算用になるだけ。
実際に定期の生命保険に加入した感想
調べている最中には気が付かなかったけど、実際に加入してみたら、新たに悩みが出来た。
精神的に弱っている状態で、保険金と遺族年金が請求できるか
夫が死んだ直後で精神状態の悪い嫁様に、保険金と遺族年金の請求が出来る気がしない。せっかく生命保険料と年金を納めたんだから、キッチリ請求してくれないと死んでも死にきれないw
この問題の対策は、「夫が死んだら実行することリスト」という記事を作成し、嫁様に教えておくことで解決する予定。
保険は不幸ガチャな気がする
死んだらお金が入るってなんか不思議な感覚。家族が死んだら悲しいけど、お金が入るのは嬉しい。
不幸ポイントを貯めたら引けるガチャ的な?でも、ガチャ回すには事前に積立が必要的な?
子供が出来たら安い生命保険に加入しよう
- 嫁と子供がいるなら、生命保険に入る意味が大きい
- 未来と現在の両方を同時に良くするために、高額な生命保険は避ける
自分が死んでも家族がお金に困らないように生命保険に加入するが、現在の家計を圧迫しないように毎月の保険料が安いものを選ぶ。
オススメは50~60歳程度までの定期生命保険で、50~60歳までにつみたてNISAやiDeCoを活用して資産を作っておく。
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