先日、人生で初めて登山ってヤツを体験してきました。天気も良くてキレイな景色が見られたし、ほどよく疲れたし最高でした。
動画を撮った方が伝わりやすいと思うんですが、カメラは無いし買うお金も無いので、iPhone6で撮った写真と僕の華麗なる文章で我慢してください。
今回挑戦したのは初心者にも優しいと言われる高尾山ですが、実際に行ってみると想像以上に大変でした。
とか言ってるそこのお前!!! 家から一歩も出ない日が一週間に2日以上ある運動不足を舐めんなよ?
あとね、トレッキングシューズが欲しくなったわ。そんなん要らなくね?って思ってたけど、スニーカーはそれほど万能じゃないってことが理解できた。
初めての登山で高尾山に登った感想
個人的な感想を書いていきます。ひとことで言うと「キツかった」です。
高尾山は結構キツかった
高尾山について全く調べる前は結構ビビってました。初めての登山ということもあるし、普段から体を動かしてない自分の状況に対する不安もありました。
その後、ネットで調べてみたら想像よりも余裕そうで安心しました。‥これはハッキリ言って慢心でした。
実際に高尾山を登ってみたら、結構キツかったです。同じ日にもう一回登れって言われたら、即答で「嫌だ」と答えるレベルです。
ただ、行きも帰りもケーブルカーを使うなら、マジで余裕っす。アップダウンの多い街中の方が辛いんじゃね?
舗装は余裕だけどそれ以外はキツい
登りは1号路を行ったので、ほとんどが舗装道路でした。急な坂道がずっと続くってだけで、大変だけど全然無理じゃない。
それよりも階段がキツかった。登り方がヘタなのかもしれないけど、大腿四頭筋(ふとももの上部分)だけに疲労が溜まっちゃうのがキツい。
下りは3号路を選択。舗装道路は一切無いし、木の根が地面から張り出して、岩場もところどころにあって「これぞ山道」って感じでした。
下りは勝手にスピードが出るのを筋肉で抑えて降ったんだけど、登りとは違ってお尻の筋肉を使っている気がして想像よりも疲れました。
あと、登りはそこまでトレッキングシューズの重要性を感じなかったけど、下りは切実に感じました。これはこの後の服装の部分で詳しく書きます。
万全なコンディションでもキツかった
本当に完全にマジで、自分も周りの環境も100%最高のコンディションだったと思う。
気温は26℃程度で暑くもなく寒くもなく、登っていると薄っすらと汗をかく程度だが汗で冷える程寒くない。木が生い茂っているので直射日光に照らされることもなく日焼けによるダメージや体力の消耗も無い。
前日は早く寝たので7時間以上睡眠を確保できて、朝ご飯も軽めに食べた。無駄な荷物はほとんど持たずに、脚には着圧タイツを装着して疲労を減らした。
平日だったので登山客も少なく完全に自分のペースで登り、自分が疲れたと感じたタイミングで休憩を取れた。家からアクエリアスを水筒に入れて、一緒に氷も数個入れたので水分補給に困ることもなかった。
初心者‥否、初登山の人間にしては完璧とまで言えるお膳立てがあったのだ!!!
しかし、キツかった。
が、圧倒的な楽しさもある
「なぜ山を登るのか」という質問に対して「そこに山があるから」と答えた人の気持がちょっと分かった気がします。
キツいんだけど、山の空気は澄んでいる気がするし、木々が生い茂る風景も美しく、頂上から街を見下ろす達成感、健康的に適度な疲労感があり、達成感もあり、筋トレにもなる。
キツいというデメリットに対して、享受できるメリットの方が多いと思う。
登山は精神が疲れた時にもいいかもしれない。辛い登りは登ることだけに集中しているし、下っている時は足を滑らせなように足場を探しながら、登りよりも集中している。
本当に何も考えずに体を動かすことで、日頃のストレスを解消している気がしました。‥そんなにストレスが溜まる生活をしてないけどねww
写真で高尾山(初登山)を振り返る
写真多め、、というかほぼ写真だけで、軽く写真について説明するって感じで写真を眺めてください。
登る前に見たもの
高尾山の最寄り駅である「高尾山口駅」を出たところにある登山道の地図です。ここで記念撮影をしている人も多かったです
前回の記事『高尾山は手軽らしいけど不安がある 行く前に出来るだけ不安を解消するぞ!』で書いた蕎麦屋「高橋屋」のメニュー‥なんですが、残念ながらお休みで食べられませんでした。
ケーブルカー乗り場で記念撮影。僕はケーブルカーに乗らずにここから歩いて登りました。いや、ケーブルカー乗ったらマジで楽だと思う。サンダルとか踵の高い靴でもワンチャンいけるレベルじゃね?
高尾山のいたる所にある丸い石。目とか耳とか6種類あるので、全てで記念撮影しました。
中腹での出来事
30分ほど登った場所にある展望台からの景色です。もうねこれだけでも満足感あるよね。天気も最高で相当遠くまで見えたんじゃないかな?頂上では富士山も見えたし。
登り始めて1時間くらいで中腹にたどり着きました。場所としてはリフト降り場(ケーブルカーとは違う)付近です。
焼いてあるやつを引っこ抜いて
タレを付けてもらってからいただきます。
食べかけなのでイマイチ大きさが伝わりにくいですが、かなりデカいです。
近くに売っていたタルトも食べました。甘ったるい感じではないので、登山中に食べても悪くない感じの味でした。団子もタルトも同じ300円だったと思います。
ビアガーデンを過ぎた辺りの蕎麦屋付近で見た景色です。さっきの展望台とは違う方向を向いてる‥と思う、たぶん。
天狗とムササビとヤクルト推しの神社
中腹の蕎麦屋を過ぎて、もうちょっと行くとまた蕎麦屋があって、それを過ぎると神社があります。ジンジャーじゃないよ?
高尾山全体的にってのもあるんだけど、ここの神社は特に「天狗推し」が強い。
これは天狗の銅像。外国人が興奮しながら写真を撮ってたし、幼稚園だか小学生の団体もテンションぶち上げパーリナイっ!って感じでした。
昼間だからなかなか見られないんだろうけど、ムササビは見たかったな~。
神社の建物はこんな感じ。ここは千社札が剥がされてなくて、昔っぽい感じ? ほら浅草寺は全部剥がされてるじゃん? ん?無いよね?
協賛なのか分からないけど、神社の建物に登る階段に「ヤクルト」の文字がたくさん彫られていました。
恐らく天狗の下駄であろう物体。一本歯の下駄でかなりの大きさでした。履いたら身長が30cmはアップしそうな感じ。
高尾山の頂上付近の写真
天気が良かったのもあり、頂上の展望台から見える景色は想像よりも凄かったです。
富士山も小さく見えました。赤い四角で囲んだ部分に小さく見えるのが富士山‥らしいです。近くにいたお爺さんが言ってました。
アップにして薄っすら見える感じなんですが、肉眼では意外とハッキリ見えました。
エンジョイ勢は「高尾山頂上」という看板の前で写真を撮りがちですが、ガチ勢は三角点で写真を撮ります。
ほら、地理学的な意味での正しい山頂はここだから! そこでトライアングルポーズ! これが高尾山登山の正しい姿と言っても過言ではないですねww
下山中に見た景色
これは下山中に平坦な部分があったのでパノラマ撮影してみた写真です。本当にここは東京都なんですか?ってくらい山だった。
下りは3号路を降りたので、途中で「琵琶滝」を見ることができました。平日には滝行をやっている人もいるようです。興味がある人は【水行道場 | 高尾山薬王院公式ホームページ】をご覧くだされ。
冷たい山の水に触れる場所がありました。先ほどの滝からちょっと下ったところで、ちゃんと降りていける道があったので、行っても良いと判断しました。
山の中の川らしく完全に透明な水!!! そして、冷たい!
僕が行った2017年9月下旬には6号路は落石のため封鎖中でした。次に高尾山に行くときはトレッキングシューズを買って、登りも下りも6号路にチャレンジしたいです。
下山後に見たもの
3号路をずっと降りてきたら、朝に記念撮影をしたケーブルカー駅の横に到着しました。
近くの売店で見かけた「天狗の鼻くそ」。人の鼻くそは食べたくないだろ、、、、‥‥いや、自分のも食わないよ?
お目当てだった「高橋屋」が休みだったので、近くにある「栄茶屋本店」に入って自然薯蕎麦を食べました。味は良かったのですが、店員さんがタメ口だったり、高橋屋の3倍近くする価格設定にビックリしました。
山系のサイトで2位という高評価だったのですが、個人的にはイマイチでした。いい記事もあるかもしれないけど、もう見ないわ。
温泉に入ってから帰る予定だったのですが、予想よりも汗をかかなかったので温泉には寄りませんでした。ただ、駅直通の入り口があったので1枚だけパシャリ。
9月の高尾山は普段着で大丈夫
僕が身につけていた装備は及第点を超えて、かなり良かった部類に入ると自負しておりますので、これから高尾山に挑戦するという皆さまも参考にしてくだされ!
当日は最高気温28.5℃最低気温15.9℃
行った日の天候を気象庁のサイトから確認しました。
- 2日前、1日前、当日、全て降水量0
- 平均気温は22.4℃、最高気温は28.5℃、最低気温は15.9℃
- ほぼ無風と言える状況
いわゆる連年通りの天気ってやつですね。僕の格好は下の写真を見てください。
半袖半ズボンで下に着圧タイツを履いて、持ち物はリュックだけ、足元は普通のスニーカーです。そこら辺を走っている人にリュックを背負わせただけです。
これが真夏だったら汗が瞬間的に乾くような服が欲しいし、汗をかきにくいリュックが必須とも言えるじゃん。
冬だったらもっと大変。寒いから着込まないとダメなんだけど、着ぶくれすると動きにくいし、汗を外に出す機能性も必要になる。
秋口なられば薄着で大丈夫だし、帽子は普段被っているもので事足りる。リュックもガチな山じゃなければどんなリュックでも大丈夫(若い女性がお洒落で背負ってる小さな革製のヤツはダメよ!)
雨が降りそうならカッパが必要だけど、本当に初心者で僕のように初登山だったら潔く延期するのが良いと思われる。
やっぱ登山に行くなら春か秋が良さげっすな。
トレッキングシューズは切実に欲しい
秋ならば服装にそこまで気を使わなくてもOKなんですが、靴だけは専用のトレッキングシューズが欲しいです。今回実際に登ってみて重要性を感じました。
僕が履いていたスニーカーは靴底がかなり柔らかいものです。岩場や木の根を直接感じるくらい薄いです。
それに対して、トレッキングシューズは結構硬くて、岩場や木の根が飛び出した地面でも難なくグリップする‥らしい。
最初に金をかけるなら、間違いなくトレッキングシューズだと思った。ネット上の情報を見ると、どうやら1万円を切る価格帯でもスニーカーと比べると快適性能は相当高くなりそう。
来年は富士山に挑戦したい
「登山の魅力に囚われた」と言ったら大げさですが、想像の3倍くらいは面白いと感じました。
そして、前からずーっと思っている「いつかは富士山に登ってみたい」という思いが強くなった気がします。
とりあえず、トレッキングシューズは実際に履いて試したいから店舗で買うとして、他の装備はレンタルかな?
それこそ高尾山くらいだったら普通の服装でOKだけど、富士山となったらそんなんじゃヤバいと思う。ワンチャン死ぬ?まであるよね。
来年の夏には「富士山に登ってきました!」という記事が書けるように、まずは人並みに稼げるようにならないと、だな。
コメント